2019.04.30

スタイリストブログ

Farewell.

 

こんにちは。銀座店のAngelaです。

仕事帰りにSNSを開いていたら、英語の記事でしたが、天皇陛下の退位前の儀式のお写真と記事を見つけました。

黄櫨染御袍をお召しになったお姿は本当に威厳と歴史、そして日本人らしさを感じました。

英語では”Emperor”と呼ばれますが、現在その呼称が使用されるのは、天皇陛下のみだそうです。

「王」は部族をまとめ、「皇帝」がその王をまとめる、そして「天皇」が皇帝を束ねる地位にあったそうです。

なんとも荘厳な図式になりますね。

そんな平成最後の日、思い返すのはやっぱり活字。笑

元号が平成になった翌年に生を受け、わたしが小さかった頃はまだ今のようにネット環境は整っていませんでいた。

だから小学1年生か2年生の時、国語の授業で初めて声に出さずに教科書を読めた時は先生に嬉々として報告し、それから3年生に上がって、学校の図書室で本を借りる事に喜びを見出してから、本の世界にかじりついていました。

20年近く経った今でも黙読できた時の喜びははっきりとまでは言えませんが、覚えています。

それから小学校高学年になるにつれて続き物を読むようになり、タイトルは忘れてしまいましたが、ファンタジー系のシリーズ物が好きでした。

そんな中で様々な事を一度に学んだのが「7月31日のゆうれい」という本だった気がします。

今では内容はうろ覚えなのですが、タイトルがインパクトがあり、未だに手元に欲しいと思う本です。

そして小学校高学年の時、衝撃的な作品を母が買ってきて、母子共に夢中になって読んでいたのが「ハリー・ポッターと賢者の石」。

確かちょうど、読んだ際はハリーと同い年ぐらいだったので、とにかくわくわくさせられたのを覚えています。

それから何かのきっかけで中学生の時にNHKでやっていた「十二国記」のアニメを母が見ており、一緒にみはじめたら素晴らしい内容だったので、本を買ってもらって読みましたが、当時は難しすぎて60%くらいしか理解できていませんでした。笑

今でもこの「十二国記」は数年に一度、読み返しています。生きる事はなんなのか、責務を負うという事は何を意味するのか。そんな事を学ばせ続けられる書物です。

そうして様々な本と様々な作家さんを知っていったんだなとしみじみ思い返すきっかけをくれたのが、先日購入した素敵雑誌「pen」の泣ける絵本特集の号。

成長するにつれて、語彙も多様に使われて、絵も少ない本を読むようになりますが、本を読む人たちの原点は絵本だと思います。

余白があって、インパクトのあるシンプルな絵があって、そして端的な文章が並ぶ本。

小さな頃は何気なく絵をメインで眺めて楽しんでいたものでしたが、よくよく読み返すと、文章は少ないのにすごく深くてすごく考えさせられたりします。

数年前、どこかの待合室に「100万回生きたねこ」という絵本が置かれているのを発見し、暇つぶしと懐かしさから手にとって読んだ事があります。暇つぶしどころか公衆の面前でぽろぽろと泣きながら読んでいたのですが。笑

「100万回生きたねこ」も「スーホの白い馬」も「八郎」も素敵雑誌「pen」には載っていました。

平成から令和へは、ゴールデンウィーク中に変わるので、余暇を楽しんだりする事で過ぎていきそうですが、ふとした時に、平成の時を思い出して、郷愁に浸るのも悪くないのではないでしょうか?

平たく事を成してきた時代でも平和だったのならそれで良いのではないでしょうか。